「平和の鐘寄贈」

「平和の鐘寄贈」第2弾

2011/12/19

「爆弾の鐘はもう要らない。僕らの学校に平和の鐘が鳴り響く」第2弾

昨年2010年9月の「平和の鐘」の配布に続き、2011年12月13-14日にも再びロータリークラブ東京お茶の水支部の皆様のご支援による第2弾「平和の鐘」が配布されました。
今回の配布は、JMASが2010年10月よりCMACとともに不発弾処理活動を開始したシェムリアップ州での配布となりました。シェムリアップ州都は世 界遺産でもあるアンコール遺跡群のある有名な観光地でもありますが、とくに不発弾による汚染が今なお年に10数名ほどの被害者を生み出す事故を引き起こし ている州でもあります。
そして観光客でにぎわう遺跡群から少し車を走らせた地域にも、かつての戦争の残存物である不発弾やそれらの残骸を学校の鐘代わりにして使用している小学校 が見られます。それらの鐘は中身を抜いてあり実際にはもう爆発しないものですが、誰かが真似をして同様に不発弾を加工しようとしたり、子供達が「不発弾を 叩いても大丈夫だ」と勘違いをすると大事故につながりますので、そのような危険を回避するためにも、これらの不発弾の鐘をカンボジアの大地から消していか なければなりません。
シェムリアップ州チクラエン郡ポングロークラオム・コミューンの3学校で不発弾等を回収し、「平和の鐘」と交換しました。

ポングロー村のポングロー小中学校のMK82弾頭部の鐘(左)と取り替えられたロータリークラブ東京お茶の水支部によるご支援の「平和の鐘」。

交換した鐘を囲んでJMASカンボジア事務所の渡邉現地統括代表とシェムリアップ州の不発弾処理担当古賀専門家、CMAC隊員、ポングロー小中学校の先生・生徒の皆さん達との記念撮影。

同じくポングロークラオム・コミューンのポー小学校では、1979年から2011年の32年に渡ってこのMK82弾頭部が児童の始業終業の知らせの音を響かせてきました。今日からは、新しい平和の鐘の美しい音色が響き渡ります。

同じくポングロークラオム・コミューンのプロン村のプロン小学校では、82mm無反動弾頭部 が鐘として使用されていました。小さいですが、これらもすべて回収し、「平和の鐘」に取り替えました。児童達も少し緊張しながら初めて鐘を鳴らしてみまし たが、音が響き渡ると笑顔がこぼれました。

シェムリアップ市内から少し車を走らせたシェムリアップ郡トゥックヴィル・コミューンのコー クドーン村のコークドーン小学校では、爆弾弾頭部が鐘として使用され、その鐘の破片も先生が保管していましたが、すべて回収して平和の鐘と交換されまし た。日々この州において厳しい安全管理のもと不発弾の回収処理にあたっている古賀専門家の顔も今日は子供達の歓声に笑顔がほころんでいます。

「バンテアイ・スレイ/女の砦」という名前のついている美しいバラ色砂岩の遺跡のあるバンテ アイ・スレイ郡トバエン・コミューンのトバエン村のトバエン小学校に到着すると、いつも鐘のぶら下がっていた木に不発弾の鐘がありませんでした。聞くと 「不発弾の鐘」を渡したくない先生もいるようで、どこかにしまっていたようでした。
JMASスタッフやCMAC隊員、CBURR要員(危険回避啓蒙教育担当)また地域の警察官などが、不発弾を使用していることの違法性や子供達の将来への影響を一生懸命説明し、先生方も納得して不発弾の鐘の回収に同意してくれました。
「不発弾のある風景は平和になったカンボジアにそぐわない、平和の鐘を贈ろう」日本人の想いは、時として地元の人に理解してもらえないこともあります。不 発弾の残骸といえども30年間学校の鐘として先生や児童達の役にたってきた鐘ですから、学校にとってはやはり大切なものだったのかもしれません。「不発弾 が学校の敷地内にあると、生徒達は他の不発弾も叩いても大丈夫だと勘違いして事故を起こすかもしれません。この鐘は音だけでなく、生徒の皆さんの心に輝く 未来と平和を運ぶものでもあるんです。」スタッフの説明に先生の顔にも笑顔がこぼれました。

各学校では、鐘の交換後に、地雷・不発弾に関する啓蒙教育も行い、ポスターや啓蒙用パンフレットなどが配布されました。

この5つの平和の鐘が、シェムリアップ州の5校の約2,000名の児童達の明るい未来を地雷や不発弾の事故の危険から守り、美しい平和の音色を村に響き渡らせてくれることでしょう。
昨年に引き続きこの貴重なご支援をいただきましたロータリークラブの東京御茶ノ水支部の皆様、本当にどうもありがとうございました。

報告者:プノンペン 佐藤佳子

 

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