平成22年度「パンジャブ州マリー地区郊外水道改善事業(第2次)」

平成22年度事業完了報告

 

平成22年6月1日付日本NGO連携無償資金協力贈与契約に基づく「パンジャブ州マリー地区郊外水道改善事業(第2次)」が、平成23年4月1日をもって完了いたしましたので、関係書類を添え、下記のとおり報告いたします。

1.事業の実施期間: 平成22年6月1日 ~ 平成23年4月1日

2.事業の実施成果(要約):

 

 ラスコタール村においては1個の水タンクの建設、4個の水タンクの修理及び延約3.3kmの水パイプの敷設を行い、ガヘル村では5個の水タンクの建設、1個の水タンクの修理及び延約4.8kmの水パイプの敷設を行なった。また、各村の水道組合に水道施設の維持補修に必要な技術を移転した。 (1) 期待する成果とその達成度 (ア) 主として女性から水汲みの重労働を軽減できる。 水道施設完成後、水汲みの平均距離が大幅に減少した。また、渇水期でもタンク内に豊富な水が貯蔵され、順番待ちの時間がほとんどなくなることが期待できる。 (イ) 良質な水を取得でき、水に起因する疫病を予防できる。 水質検査の結果、タンク内に貯蔵されている水は極めて安全であることが確認されている。したがって、水に起因する疫病は今後減少することが予想される。 (ウ) 生活費の節約 ラスコタール村、ガヘル村では冠婚葬祭時等、水が大量に必要な時、今後、水を購入する必要はなくなる。 (エ) 渇水期の農業、牧畜の環境改善。 渇水期、余った水を畑や家畜に与えることが出来、自己消費のための食糧増産の道が開けた。 (2) プロジェックトの自己評価 (ア) 計画の妥当性、効率性 ・ 所定の水タンク及び水パイプの建設を期間内に余裕を持って完成することが出来た。 ・ ラスコタール村では約70世帯がガヘル村では約320世帯が本水道施設を利用しており、全世帯の約7割以上が裨益している。 ・ 事業費見積り取得時点の2009年11月と事業開始日2010年6月とは7ヶ月経過しており、その間、約10%の物価上昇があったが、事業は見積もりよりも少ない経費で実施できた。 (イ) 有効性、インパクト ・ 女性や子供達が水汲みの重労働から解放されたことにより、女性は家事・育児に時間をかけられるようになり、子供達は学業に集中できるようになった。また、安全な水を入手できるため、水に起因する疫病への罹患が減少し、死亡率の減少、医療費の減少が期待できる。 ・ 本事業の契約にあって、パキスタン各紙に報道されたほか、関係自治体や住民等への事業説明により本事業をパキスタン国民広く伝えることができ日本国民との友好関係を増進した。また、第1次・2次事業での水道改善事業が成功したことにより、近隣村から同様の申請が行われている。 (ウ) 自立発展性 水道施設の維持管理は住民が組織する水道組合が全責任を負うことになっている。水道組合には維持補修に必要な技術を移転した他補修用資機材を供与しており、また水道組合は維持補修に必要な経費を住民から徴収している。JMASとしては、引き続き各村を巡回し、水道施設の管理状況、水道組合の運営状況について指導する予定である。 (3) 今後の方針 中期計画どおり、2013年までマリー地区郊外で水道改善事業を継続したい。

3.日本NGO連携無償資金精算額 : 272,113.76ドル(契約額より11,671.24ドルの減)

4.会計報告 : 別紙のとおり

以上

 

 

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